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2023.2.28

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建築条件付の土地ってどうなの?

「よい土地がない…」「よい土地があっても高くて買えない…」

これから家を建てようとしている人は、このような悩みを感じていると思います。

建物価格は建築資材の高騰の影響を受け、注文住宅の場合、建物だけで『税込2,500万円以上』は覚悟しなければならないご時世となりました。

それなのに土地の価格もここ1、2年で急激な上昇をしており、土地建物の合計金額は5,000万円を軽く越えてしまう。

本当に嫌になってしまいますよね。

そんな中、周辺相場と比べて、比較的安い土地情報が出ていることがあります。

詳細を調べてみると、おおよその場合が『建築条件付きの土地』であることがほとんどです。

家もセットで購入してください

『建築条件付き土地』とは、土地の所有者であるハウスメーカーで家を建てることを条件に販売しますという土地です。

通常は土地を探しながら、どこの住宅会社で建ててもらおうかなと会社を選ぶことが多いのですが、建築条件付き土地の場合は建てる会社が決まっているので、どこの会社で建てても良いということではありません。

気に入った住宅会社がない人であれば、特に気にしないかと思いますが、「家を建てるならこの会社で建てたい」と意中の会社がある人であれば、とても悩ましい問題ですよね。

周りの土地は高い、建築条件付きの土地は比較して安い。

建てたい家を選ぶべきか、それとも割安な建築条件付きの土地を選ぶべきか。

家に魅力がなくても売れる仕組み

良い土地さえあれば、家は売れる。

そのため、住宅会社は多少リスクを背負いつつも、大きな土地を購入して複数に分割して販売しています。

例えば、土地を仕入れる段階で赤字が100万円出てしまったとしても、家を売ることができ利益が500万円でれば、差引き400万円の黒字になります。これは大きいです。

その為、家を売りたい住宅会社は『売れる土地』を日々探しているのです。

住宅会社にとって建築条件付きの土地を仕入れる最大のメリットは「家の魅力がそこまでなくても、家が売れる」ことです。

このエリアに家を建てたいという目的を持っている人を集客できれば、家自体にさほど魅力がなくとも売れます。

他社との競合になることもありませんから、商談がスムーズに進むメリットもあります。

建築条件付き土地はオススメなのか?

一概に「肯定」も「否定」もできません。オススメする訳でも、辞めましょうとも言えないのです。

なぜなら、その家庭によって『マイホームが欲しい理由』が異なるため、何がその家族にとってベストなのかが違うからです。

例えば、

「家賃を払い続けるのがもったいないからマイホームを買おうと思った。でも子供の学校区を変えさせたくはない。家の間取りやデザインにはこだわりもなく、建売住宅でも問題ない」

このようなニーズであれば、いつ出てくるかわらかない学区内の土地を探すよりも、希望エリア内にある建築条件付き土地を買うのがよいかもしれません。

逆に、

「マイホームは欲しいけど、普通の家はイヤ。私達のこだわりを詰め込んだ家でなければ意味がない。建てるなら、A社かB社で建てるのが私達の夢なんです」

このような家族の場合は、2~3年待っても、希望エリアを変えてでも、その夢を叶えられる条件ナシの土地の方がよいでしょう。

自分たちが建てたい家とは、どのような家なのか?なぜ、家を建てたいと思ったのか?

このあたりを整理すると、自分たちが買うべき土地というものも整理されると思いますよ。

新松尊英

新松尊英

株式会社ファイナンシャル・アーキテクツ代表取締役。FP事務所『札幌住まいのFP相談窓口』の代表も務める。札幌で住宅会社の営業マンとして働いた後、中立的な第三者立場から住宅購入の相談ができる仕組みを確立するために2015年に独立。保険や住宅を売ることを目的にせず、有料で相談を受けている住宅購入専門のファイナンシャルプランナー。そのスタイルが支持され、札幌市近郊を中心に累計 1,000 件以上の住宅コンサルティングをおこなっている。

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